広島県からお越しいただいたお客様のスタイルアップをご紹介いたします。
お車は、F56 MINI JCW GP。
世界で3000台。日本に240台しかない特別なMINIです。
GPは 何が特別なのか?
走りに不要な装飾を排し、余分な重量をそぎ落とす。加速性能と俊敏性を追求すべく、最大限の軽量化を図ったモデルがJCW GPです。
エンジンの出力を高め、足回りも高速走行に耐えることができるようガチガチに引き締めています。
もっと簡単に言うと、公道よりもサーキットなどのクローズドコースを走るときにその真価を発揮するモデルです。
そのようなMINIを公道で乗るとどうなるか?
答えは簡単。
乗り心地が固くて「はぁ 乗っちゃぁおれん(←山口弁)」ってなるわけです。
車高調と聞くとローダウンをしてスタイリングを良くするときに使うイメージが強いかと思いますが、自分に合った乗り心地を追求するために使うことも多々あります。
今回は、GPの硬い乗り心地を改善するため KWの車高調を取り付けることにしました。
MINI JCW GPにKW車高調取り付け
今回 取り付けるのは、KW の V-3。
KWの車高調には、様々な種類の車高調がラインナップされています。
V-3は、ストリートパフォーマンスに分類される車高調で、運動性能を損なうこと無く、ローダウンを実現することが可能。
ストリートパフォーマンスは、車種によりV-1、V-2、V-3、V-4の4つのラインナップの中から選ぶことができます。
車高調の減衰力調整
まずは取り付け前に減衰力の調整を行います。
KV v-3には、伸び側と縮み側にそれぞれ減衰力調整のダイヤルがあり、伸び側(リバウンド)16段、縮み側(バンプ)12段の調整が可能です。
調整はとても簡単で、ダイヤルを一番締めた(硬い)状態にした後に「何クリック戻すか」で調整します。
メーカー推奨値もあるのですが、この数値はヨーロッパの速度域に合わせた設定なので、日本の速度域では少しアンマッチになってしまします。
今回は街乗りで快適に走れるようなセッティングを行っていきます。
まずはフロントの伸び側から。一番締めた状態(0)から10クリック戻します。メーカー推奨値が 9 なので、一段柔らかいセッティングです。
次にフロントの縮み側。一番締めた状態(0)から7クリック戻します。縮み側はメーカー推奨値のままで大丈夫です。
フロントの調整が終わったらリアの調整です。
伸び側のダイヤルを一番締めた状態(0)にして、10クリック戻します。リアもメーカー推奨値より1段柔らかいセッティングです。
縮み側は、一番締めた状態(0)から6クリック戻します。フロント同様に縮み側はメーカー推奨値と同じです。
以上を左右で行って、減衰力の調整は終了。
リアは取り付けた後に伸び側の調整ができないので、取り付け前にしっかり調整を行います。(アタッチメントを取り付けると取り付け後も調整可能です)
車高調の取り付け
調整が終了したら取り付けです。
シルバーのダンパーに黄色のスプリングがKWの特徴的なカラーリングです。
取り付け後は前後左右の車高をしっかり調整します。
取り付けが終わるとこの通り!
今回は純正車高より前後約20mmのダウンとなります。
GPは元々車高が低く設定されているので、これくらいのダウン量が丁度良いかもしれませんね。
取り付け後は、しっかりアライメント調整もさせていただきました。
後日、お店にお立ち寄りいただいたお客様は、「バタつきが無くなり、アクセルも踏みやすくなった。運転がさらに楽しくなった」とお話をしてくださり、KWの車高調には大変満足していただいているご様子でした。
この度は、ご用命いただきありがとうございました。
KWの車高調に関するお問い合わせはパラドックスまで
MINI GARAGE PARADOX
TEL:083-921-0303
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