ミニクーパーの警告灯の意味と対処法について解説

恐らくこの記事にたどりついた方は以下のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか。

  • 見慣れないランプが付いて不安
  • このまま乗り続けていいのかわからない
  • どういうメッセージなのか知りたい

申し遅れました、当方は山口県にありますMINI専門ショップ「MINI GARAGE PARADOX」と申します。

本記事では上記の方を対象にミニクーパーの警告灯について解説。

また警告灯の一覧とともに簡単ではありますが対処法についても触れています。

お読みいただければきっとお役に立てるかと思いますのでぜひ最後までお付き合い下さい。

ミニガレージパラドックスではYOUTUBEチャンネルも運営。同テーマの動画もございますのでよろしければご覧ください。

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目次

そもそも警告灯とは

警告灯とは主に以下2パターンがあります。

  • 車の異常や故障を知らせている
  • 正しい操作が行われていないため注意喚起している

また警告灯の色は(概ね)緊急度を表しています。

  • グリーン:正常
  • イエロー(オレンジ):注意
  • レッド:要注意

因みに「シートベルト未装着」や「半ドア」警告は上記の注意喚起にあたり、すぐに対処(消せる)できるものですが安全面への影響が大きいため赤色警告となっています。

次項ではMINIでよくある警告灯について見てきましょう。

警告灯の意味と対処法

早速ですが以下3項目に分けて紹介してきます。

  • 軽度の警告
  • 注意警告
  • 要注意警告

軽度の警告

チェックコントロール

文字通り「チェックをしてください」という警告で重篤なものではございません。

詳細は「車両ステータス」→「チェックコントロール」の順で確認できます。

以下メッセージ内容の一例です。

  • 半ドア
  • トラングゲートが空いている
  • ボンネットが空いてる
  • ガソリン量低下

ウォッシャー警告

ウォッシャー液の残量が少ない場合に点灯します。

ボンネットを開けると同様のマークが刻印された注ぎ口が確認できますのでそこから補充すればOKです。

改善しない場合はウォッシャータンクの樹脂部分が割れて液漏れしている可能性があるため整備工場で点検してもらいましょう。

因みにタンク割れは冬になると起こりやすくなります。

シートベルト警告

シートベルトが装着されていない場合やシートの上に物を置いていて、それをセンサーが検知することで点灯します。

R系では着座センサーの故障も考えられるため改善しない場合はディーラーもしくは専門店で診断してもらいましょう。

レーンセンス

車線を越えて走行している、あるいは超えそうになっているという警告です。

視覚的な警告だけでなく音声による警告が出る場合もありますが、いずれにせよコースを正して走行すれば消えます。

タイヤ空気圧警告

タイヤの空気圧が減っている場合に点灯します。

お近くのガソリンスタンドで充填すればOKですが、改善されない場合パンクの可能性もあります。

なお空気圧を設定したとは以下の手順でリセットが必要です。

「車両ステータス」→「警告」→「タイヤ空気圧リセット」

球切れ警告

ブレーキやウィンカーのランプ切れを知らせる警告ですので交換すれば問題ありません。

改善しない場合は接点が焼け焦げている可能性がありますが、接点不良個所を削ってやれば改善することもございます。

注意警告

エアバッグ警告

エアバッグシステムやシートベルトテンショナーに異常を検知すると点灯します。

R系ではシートベルトセンサー周りの配線エラーが原因のケースもあります。

いずれにせよ早めの診断を受けて下さい。

ブレーキ警告

ブレーキパッドやブレーキフルードの残量が少なっている時に点きますが、ほぼ前車です。

パッド残量が4㎜以下で点灯、交換まで猶予はあるものの早めに整備工場で診断してもらいましょう。

ブレーキパッドは消耗品にあたり4~5万㎞に1度交換する必要がござます。

バッテリー警告

バッテリーもしくは充電システムに異常が発生している可能性があります。

バッテリーの電圧が下がったからといって点くわけではなく、何かしらの故障の疑いがありますので早めに点検を受けましょう。

バッテリー交換で直るケースもあります。

冷却水温警告

冷却機能が低下しているためエンジンが過熱状態になっているという警告です。

タンクやその周辺パーツからの冷却水漏れの疑いがあります。放置しているとエンジンがオーバーヒートし最悪エンジン載せ替えとなりますので早めに点検を受けてください。

オイル圧警告

エンジンオイルの圧力低下あるいは量が減っている場合に点灯します。

補充をすれば消えるわけですが、基本的にオイルはそんなに減るものではありません。よってオイル漏れを疑いますのでディーラーや専門店で診断を受けてください。

シフトメカニズム警告

F系前期に見られる症状でシフトレバーのバネが折れているため正常にセンサーが作動しなくなっています。

イメージとしてはPに入れていても車両は入っていないと認識している状態

運転に支障はありませんが、気になる方は専門店で診断してもらいましょう。

因みに以前はあっせんで交換して十数万円でしたが、パラドックスではバネのみの交換も可能で、この場合は5~6万円程で済みます。

要注意警告

ABS警告

ABS(アンチロックブレーキシステム)のセンサーやシステムに異常を検知した場合に点灯します。

ABSが効かないとブレーキ時にタイヤロックがかかって非常に危ないので早めに点検を受けてください。

エンジン警告

エンジンやその周辺パーツ、センサーに異常がある場合に点灯します。

厄介なのは原因が目視では確認できないため専用の診断機が必須です。我々のような専門ショップやディーラーにて至急点検を受けましょう。

ドライブトレーン警告

トランスミッションや駆動系に異常があります。

エンジンチェックランプ同様、診断機にて詳しい原因を特定し対処していきます。すぐに点検を受けてください。

オートマ載せ替えになる可能性もあり、この場合かなり高額の出費となります。

警告灯が点いたときの対処方法

最後に警告灯が点いた場合の初動対応について触れておきます。

まずは販売店やディーラー、MINI専門店に警告灯の種類を伝えて「自走可能か」確認してください。

原因の特定は整備工場で行うとして、車を動かしても問題ないか確認するのが先決です。

その上で

  • 自走可であればお近くの工場を確認して持ち込み
  • 自走不可であれば保険のレッカーサービスやJAFを利用して整備工場へ

となります。

諸々の手配をしてくれる販売店もありますのでご確認ください。

なお軽度の症状でしたらその多くは

  • 本記事を参考にご自身で
  • 難しければ量販店に持ち込む

のいずれかで対処できるでしょう。

ただ注意警告以上になると診断機で詳しい原因の特定、専用パーツでの対処が必要ですのでディーラーや弊社のような専門店に依頼するのがやはりベターです。

PARADOXでは点検や修理を随時承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

まとめ

ミニクーパーの警告灯の意味と対処法について解説しましたがいかがだったでしょうか。最後に軽くまとめますと

まとめ
  • 本記事で紹介した軽度の症状であれば自分で対応できる。
  • 警告以上になると原因の特定に診断機が必要となることも。
  • 警告灯がついたらまず自走可能か確認
  • 要注意になると自走せずに速やかに整備工場へ

となります。

警告灯はできれば点いて欲しくないもので、そのためには日頃の点検が欠かせません。半年に一度はディーラーや我々のような専門店で点検を受けることを強くおすすめいたします。

PARADOXでは無料の目視点検や診断機を用いた点検も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

皆様からのご連絡心よりお待ちしております。

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