【ミニクーパーF系の種類】モデルの選び方についてわかりやすく解説

「ミニクーパーに興味があるんだけど色々あってよくわからない」

お客様と話しているとそういったお声を耳にすることがよくあります。

そこで「ミニクーパーの選び方」と題しまして全3回に渡って「選ぶポイント」について解説します。

1回目となる本記事では「モデル」にフォーカスして解説。

  • MINIに興味がある方
  • 購入を検討している方

はぜひ参考にしてください。

MINI GARAGE PARADOXについて

当店はミニクーパーの中古車販売、メンテナンス、カスタムなどミニ専門に扱っているカーショップです。

西日本を中心に多くのオーナー様にご利用いただいております。

目次

ミニクーパーF系とは

ミニについて調べていると「F系」という言葉を目にすることがあるかと思いますが、これは2014年以降の型式について名づけられた「開発コード」のことです。

2014年以降はマイナーチェンジこそあれど、スペックの大幅変更はなく今現在でも「F系」として開発されています。

つまりF系とは「現世代のMINI」という意味を含んで使われているわけですね。

そのため販売店の取り扱い台数に対しての割合も多く、お客様としてもF系がまずは候補になるのではないかと思います。

ミニクーパーのF系は全5モデル

現在F系として販売されているのは以下5モデルです。

F系のモデル
  • ハッチバック3ドア(別名F56)
  • ハッチバック5ドア(F55)
  • クロスオーバー(F60)
  • クラブマン(F54)
  • コンバーチブル(F57)

早速、各モデルの特徴についてみていきましょう。

ハッチバック 3ドア(F56)

ハッチバック 3ドアの特徴

「ミニクーパーといえばコレ!」と言ってもよいほどスタンダードなモデルで、最も馴染みのあるデザインなのではないでしょうか。

3ドアとよく比較対象になるのが5ドア。

単純にドア数だけが違うのかというと、そうでもなく以下のような特徴があります。

3ドアの特徴
  • 燃費が良い
  • (条件つきで)乗り降りしやすい
  • 抜群のドライブフィーリング

それぞれ詳しく解説します。

燃費が良い

まずは以下をご覧ください。

スクロールできます
モデル名車体重量(kg)km/ℓ(JC08)
3ドア1240
(MT=1190)
17.7
(MT=17.4)
5ドア126016.3

5ドアの車両重量が1260㎏なのに対し、3ドアは1240㎏と僅かながら軽量のため燃費性能は3ドアが優れています。

乗り降りしやすい

3ドアはドア幅がある分(ドアが大きい)、開口が広くなります。

5ドアの開口幅約90㎝なのに対して3ドアは約110㎝。

そのため乗り降りのし易さでいうと3ドアに軍配があがります。

とはいっても、幅が狭い駐車場の場合だと逆にドアが開けづらく、不利に働くこともありますので注意が必要です。

因みにF系のみ使えるちょっとした裏技がありまして

リモコンの解錠ボタンを長押しすることで外からでもウィンドウが開けられます。

これを使えば身体が入りやすいため、狭い場所でも対応できます。

抜群のドライブフィーリング

ミニの持ち味であるダイレクトなハンドリングと言いますか、キビキビとしたゴーカートフィーリングはやはり3ドアが上です。(私個人の感想ですが)

ミニらしい走りを求める方は断然3ドアでしょう。

ハッチバック 3ドアはこんな方におすすめ

  • 少しでも燃費を良くしたい
  • 駐車場の横幅が十分ある
  • 普段は2人までしか乗らない(3人以上乗れなくはない)
  • 遊び心や運転する楽しさを重視

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ハッチバック 5ドア(F55)

ハッチバック 5ドアの特徴

一方で5ドアには以下のような特徴があります。

5ドアの特徴
  • (条件付きで)乗り降りしやすい
  • 5人乗れる
  • トランクの容量が大きい

それぞれ解説していきます。

条件付きで乗り降りしやすい

先にお伝えした3ドアとは対照的で、幅の狭い駐車場では5ドアのほうが開口部を確保できるため(大きく開けれる)乗り降りしやすくなります。

また当然ながら後部座席への乗り降りのしやすさにおいては5ドアが断然上です。

5人乗れる

後部座席の幅は、3ドアの110㎝に対し5ドアは120㎝と大きな違いがあります。

また足元の幅においても5ドアのほうが5㎝程広くなっていますので身長178㎝の私が乗っても窮屈感がありません。

なお5ドアはリアウィンドが開閉式ですから閉塞感もなく快適です。

トランクの容量が大きい

3ドアの211ℓに対し5ドアは278ℓ。シートを倒せば941ℓまで拡大されます。

積載量に関しては圧倒的に5ドアが上です。

全長がある分ゴルフバッグや釣り竿など長物を積むなら5ドアでしょう。

ただ車幅については3ドアと5ドアに差がありませんので注意が必要です。

ハッチバック 5ドアはこんな方におすすめ

  • 駐車場の横幅が広くない
  • 3人以上で乗ることが多い
  • 荷物をよく積む
  • けど車体は出来る限りコンパクトに

全体的にみて乗用車向きと言いますか、使い勝手に振っている印象です。

ホイールベースが長い分安定感もありますので運転しやすいモデルです。

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ミニクーパークロスオーバー(F60)

クロスオーバーの特徴

続いてはクロスオーバーです。いわゆるSUVと呼ばれるモデルですね。

非常に大きなサイズが多い輸入車の中で、SUVとしてはMINIらしいコンパクトな設計は健在で初めての方でも扱いやすいと言えるでしょう。

主な特徴は以下の通りです。

クロスオーバーの特徴
  • 視認性が良い
  • 快適な居住性

それぞれ見ていきましょう。

視認性が良い

運転席は「セミコマンドポジション」と呼ばれる高めのシートとなっています。

「人間工学的にも理想的な乗り降りのしやすさと快適性を実現」ということで、実際に乗ってみると視野が広く安心感があり、また足元も広く快適性に優れます。

低めのシートポジションが苦手な方でも運転しやすいでしょう。

快適な居住性

コンパクトな見た目とは裏腹に居住空間は広いです。

ボディサイズは全長4,299mm×全幅1,822mm×全高1,557mmと国産SUVならミドルに相当。

後部座席には足元に余裕があるだけなく、前後に13㎝スライドすることも可能です。

また定員の5名乗せた状態でも450Lもの積載量を確保しているため、ショッピングやアウトドアでも活躍してくれること間違いありません。

クロスオーバーはこんな方におすすめ

  • ファミリー層
  • アウトドア派
  • 旅行が趣味の方

「ミニらしいデザインやドライブフィールは譲れないけど、運転のしやすさも重視したい」そんな方におススメのモデルです。

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ミニクーパークラブマン(F54)

いわゆるステーションワゴンと呼ばれるモデルです。

クラシックミニのクラブマン・エステートをルーツとし、伝統的なリアの観音開きデザインは現在に至るまで継承されクラブマンのアイコンとして親しまれています。

クラブマンの特徴

クラブマンの特徴
  • ミニじゃないけどMINIらしい走り
  • 取り回しの良さ
  • 乗車人数や積荷の量に柔軟に対応

順にみていきましょう。

ミニじゃないけどMINIらしい走り

F54は全長4275㎜×全幅1800㎜×全高1470㎜と先代のR55と比較して一回りも大きなり、居住性が向上。

フォルクスワーゲンでいうところの「ゴルフ」、メルセデスベンツなら「Aクラス」とサイズ感で言えば全然ミニではありません。

しかしながら全高は30㎜アップに留まったことで「ローアンドワイド」なスタイリングとなり走行の安定性が向上、街中だけでなく高速道路においても乱れのない重厚な走りが可能となりました。

またステアリングを切った際のレスポンスも良好で、「これぞBMW MINI」と言えるキビキビとした走りは健在です。

取り回しの良さ

先代から大きくボディサイズアップしたものの、最小回転半径の5.5mは維持し取り回しの良さがあります。

この点は街乗りや密集住宅地においてアドバンテージとなるのではないでしょうか。

乗車人数や積荷の量に柔軟に対応

車体が大きくなったことで快適な居住性と広大なラゲッジスペースを備えています。

積載量はクロスオーバーには劣るものの、5人乗車でも360Lと十分なスペース。

また後部座席は左右独立して倒せるため、乗車人数と積載量の応じて柔軟に対応できます。

3人乗りで片側のみ倒せば974L、2人乗りで両側倒せば1250Lまで広がります。

クラブマンはこんな方におすすめ

バランス重視の方に特におすすめです。

先にお伝えしたMINIらしい走行性能を存分に残しつつ

  • 快適な居住空間
  • 十分なラゲッジスペース

有しているクラブマンは世代やライフスタイル問わずおススメできるモデルです。特にこれまで国産車に乗ってきた方にはスッと入ってくるかと思います。

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ミニクーパーコンバーチブル(F57)

コンバーチブルの特徴

本項の最後となるのがコンバーチブル。

言うまでもなく最大の特徴はソフトトップを全開にすることでオープンカーに変身できる点です。

風を感じながら走る爽快感はコンバーチブルの醍醐味と言えるでしょう。

その他には以下のような特徴を備えています。

コンバーチブルの特徴
  • 意外に荷物が積める
  • いざという時は4人乗車可

順にみていきましょう。

意外に荷物が積める

積載量はその他のモデル程ではないにせよ、最大限の工夫がなされています。

ソフトトップを全開にした状態では160ℓにとどまりますが、閉じた状態ですとソフトトップの収容スペース分だけ広くなるため215ℓまで拡大されます。

さらにソフトトップと荷室との仕切りを上方にズラせば荷室を拡大できます。

これでも足りなければ後方シートを倒すことで対応できますので、多少の長物であれば難なく積めるでしょう。

いざという時は4人乗車可

コンバーチブルは2人乗りのイメージが強いかもしれませんが、そうではありません。

ちゃんと4人乗れます。

後部座席のシートの角度は急ばいなため、「大人が余裕でくつろげる」とは言えませんが「いざとなったら4人乗れる」という安心感は2シーターのオープンカーにはない魅力と言えるでしょう。

コンバーチブルはこんな方におすすめ

「オープンカーに乗ってみたいけど、そこそこの使い勝手は担保したい」そんな方にミニのコンバーチブルはバッチリハマるかと思います。

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最も人気なのはクラブマン

大手中古車検索サイト集計によると、全国で最も成約が多いモデルはクラブマンとなっています。

癖がなくバランスに優れるクラブマンはあらゆる世代、層にマッチしやすいのかもしれませんね。

因みに時点でクロスオーバー、次いで3ドア、5ドア、コンバーチブルとなります。

ご参考までに。

パラドックスでは厳選した中古車を取り揃え

最後に少しだけ当店パラドックスについて宣伝させてください。

弊社ではミニクーパーの中古車を専門に取り扱っておりますが、在庫車については内外装や走行距離などに独自の基準※を設け、コンディションの良い車両を厳選しています。※下取りは除きます

また鑑定書では判断しづらいエンジンパーツ等についても入庫後、点検整備を行ったうえで必要なものは交換やリフレッシュをしてようやく販売開始という形をとっています。

これまで多くの方々にご満足していただいた実績もあり、今後も高品質なサービスをご提供していけるものと自負しておりますので、ご興味がある方はぜひ一度当店の車両ページをご覧になっていただければと思います。

なお、こういったご時世ですからなかなかご来店が難しいという方にも、お電話やビデオ通話、追加のお写真、動画などでご案内、および陸送による納車も行っておりますので、お気軽にお申し付けください。

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まとめ

今回はモデル毎の特徴について解説しましたがいかがでしたか。

なんとなくどのモデルが自分に合っているかイメージできたのではないでしょうか。

乗ってみないと分からないこともあるかと思いますので、ぜひ一度はお近くのお店で試乗してみてください。

本記事があなたのミニライフスタートのキッカケになれば幸いです。

最後までご覧にいただきありがとうございました。

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